院長コラム
Column

出血のリスクって?

2017年05月01日

心臓病の患者さんにとって血をさらさらにするのは大切だといっても、血をさらさらにする薬を服用すると出血の心配はないのか?ということも気になります。確かに血をさらさらにする薬は、効きすぎると出血のリスクを増加させます。

出血しやすい特徴の方にはいくつかの注意すべき背景があります。血を固まらせる因子(凝固因子)の多くは肝臓で形成され、血液の中に存在しているので、肝臓の機能が低下している方では、出血しやすくなります。血圧の高い方も血管に負担がかかるので脳などの大きな出血の頻度が高くなります。老化とともに腎臓の機能が低下してきますが、腎臓の機能の低下している高齢の方も出血のリスクが高くなり注意が必要です。おそらく腎臓は血管の塊のようなものなので、腎臓の機能が低下している方は血管も少しもろくなっているのだと思います。

よく使う薬では、多くの解熱鎮痛薬が、食事では過度の飲酒が出血を助長するといわれています。もちろん適切な量を定期に忘れず飲みすぎないように服薬することも大切です。

 

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