院長コラム
Column

人間万事塞翁が馬

2017年05月15日

 

人間万事塞翁が馬とは、中国の昔から伝わる言葉です。人生における幸不幸は予測しがたい。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないという本来の意味です。

この言葉が気に入っており、HPの好きな言葉にも挙げてます。つらいことがあってもまたいいことがあると思うことは救いになります。また言葉とおり以外にもいろいろな解釈があるのだと思います。うまくいったときには素直に喜んだほうがいいので、悪いことがあった時だけいいようにいいように解釈して悲しみすぎないようにしておけばいいのかもしれません。

いいことも悪いこともみんなに同じ頻度で起こるはずなのですが、ある人はよかったと言い、ある人は悪かったといいます。要は考え方によります。幸せそうな人は、うまくいかない時の処理の仕方がうまいのでしょう。

病気になると、体も心も弱りがちなので、よくないこと考えてしまい悲しむのは仕方がないのだと思います。しかし、それでも中にはよい経験だといつも機嫌のいいかたもいます。できるだけよいことに目を向け、少しでも元気で、笑顔になれるような希望のある診察をしていきたいしたいものです

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