院長コラム
Column

心にのこるサービスとは

2017年06月05日

一流ホテルサービスについての番組があり、眺めていました。おもてなしの心をもって最善のサービスを提供するというのがもちろん基本となるのですが、それに加えて感動を与えることを提供することが心に残るサービスになるということです。こんなことまで気配りしてくれるのか、こんなことまでもてなしてくれるのか、ということを理解した時に人は感動を覚え、リピーターとしての応援団の一人となってくれるのだということです。とことん特別扱いを追及するというのが一流ホテルのサービスなのでしょう。

クリニックも医療サービスを提供する場所ですのでとても参考になります。しかし、ホテル業界と医療業界とは、根本的に求めることや価値観が少し違うこともあり、全く同じというわけにはいかないのかもしれません。少々言い訳がましいようですが、あまり上品すぎるサービスは患者さんとの距離も遠くなりますし、そもそも保険診療を基本とする今の医療では一人の方を特別扱いするということには限界があるようにも感じます

クリニック開業して2か月足らず。ビルの10Fでの少々目立たない場所での診療のため?来院される患者さんが少ないと、ちゃんとした医療サービスができているのか?と少々心細くなります。

人の考え方は千差万別なので、こうでないという正解はないのだと思います。しかし患者さんに少しでも満足いたけるようスタッフ一同で最善の努力を継続する先に、時には気づかないところで感動いただけることもあるのではと信じたい想いです。

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