院長コラム

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お互い様

2021年06月07日

先日のコロナワクチンの集団接種会場にうかがいました。85歳以上の高齢の方を対象にしていましたので 車椅子と同伴で接種にこられる人が多いことに気がつきました。

会話の中での「ありがとう」、「お互い様」という心地よい優しい言葉により、改めて人はお互いに助けあわずには、生き続けていくことはできないのだということにも改めて気づかされました。

ご高齢の方は、接種行為はもちろんその予約も若い人の手を借りなければままならないのです。

歳をとるとともにいろいろな病気がでてきます。とくに、心不全、脳梗塞、高血圧などの循環器疾患は加齢変化と密接です。それに対する医療費も増えてきます。実際、医療費の多くは高齢者に対してです。

これからの高齢社会を迎え、医療・介護などの公共サービスへの負担も膨大になっていきます。

日本の財政逼迫が叫ばれる中、若年の人と高齢の人との暗黙の世代間対立がでてきているのではないかと少々危惧してしまうことがでてきたような気もします。

大阪都構想、公共サービスの在り方、医療費の配分・補助、コロナワクチンの接種の順番などなど。

目の前で起こっていることだけを取り上げると、若い世代の人では、なぜ高齢の人ばかりが手厚くされて得をしているのでは?という意見があるのでしょう。自己責任であるべきだという意見もあります。

しかし、今の安定した社会を作り上げたのは高齢のかたの若い時代の頑張りがあったからです。よくよく考えてみると不自由なく生きることはできているのは、先人の努力があったからです。

当たり前のように見えても当たり前のことではありません。

昔、学生の時に先生から裕福な時代の日本に生まれてきたことに感謝しないといけませんと教えをうけたことを思い出します。インドの人は本当に大変なのですよと。

今は発展めざましいインドですが、当時は貧しい国とされ、日本と違って子供の時や体が少しでも弱ってくる年齢になると命を落とす人がおおくいました。

平均寿命は40歳代であり、人口構成はピラミッド型でした。医療供給や栄養状態が不十分だったためです。

日本人は昔より、「ひと様の迷惑にならないようにしなさい」という教えをうけますが、インドの人は「生まれていきているだけでも周りの人に迷惑をかけているのだから、ひと様には親切にしてあげなさい」との教えだそうです。

私自身、歳をとるとともに感じることは、人はかならず周りの支えがないといきていけないということです。

若くて元気な時代には自己責任であるべきと思ったこともありましたが、今から考えるとそれは勘違いです。誰でも歳をともに主張はかわっていくものなのでしょう。

そして周りにご高齢の人がいるからそれに気づくということもあるのだと思います。

若い時代は先人の人に育てられ、歳とともにかならず周りの人のお世話になるというのは、すべての人が必ず通る道です。

世代間の対立をするのではなく、若い人は今の繁栄を作り上げた高齢者に感謝をし、高齢の方はお世話になっている周りの人に「ありがとう」と感謝をする 「お互い様」の心をもち支えあうことが大切なのだと感じます。


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