院長コラム

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バランスをとる

2021年12月17日

若い頃は少々無理をしても大丈夫だったはずか、歳をとってくるとあまり無理をするとよくないということが身に染みてわかってくるようになっていました。

若い時代に比べて体の予備力がなくなってきたからでしょう。一部に過度に負担をかけすぎないで、うまくバランスをとっていくということが大切ということなのでしょう。

歳をとってきたからこそ、それに気づかされることもあるのでしょう。

食事もバランスが大事です。若い時には少々偏った食事でも大丈夫だったのが、歳をとるとともに体にこたえてきます。そして場合によっては病気の発症にもつながります。

あまり激しいスポーツを歳をとっても続けていると、膝や関節に負担がかかってきますし、心臓も心肥大や不整脈を起こしてしまいます。

無理をしすぎると自分の弱い部分がつぎつぎと顕在化してくるという感じです。

しかし弱い部分をいたわりながら使っていると病状もましにはなってきます。人間には再生能力もあるので弱いところをうまくいたわることにより修復されるということなのでしょう。

ご高齢の方は食事や運動も無理をしすぎず、ほどほどまでがよさそうです。

こと、日常での診療や治療を考えてみてもその大切さに気付かされます。

特にご高齢の方にとってはより重要なのだと思います。歳とともに異常となるところが増えてくるからです。

もちろん、一つのところに極端に悪いことろがあるとそこに焦点をあてて治療をする必要がありますが、あっちもこっちも少しずつ悪いというのであれば、完全とはいかなくてもうまくバランスをとることが必要です。

循環器病への薬の処方を考えてみても、いくつかの複数の作用を合わせもつバランスのいい薬が長期予後の改善にはよさそうです。

また、陰・陽。虚・実などの偏りを整えるのが漢方薬ですが、体には優しく、症状のバランス改善には役立ちます。

そして、日常行っているカテーテルの手術治療についてもバランスをとるということの大切さも常々実感しています。

安全に手術をしてその有効性を高めていくためには、一つのことにこだわりすぎて100%を目指して頑張るという戦略よりは、たとえ7割程度でもうまく流れに乗ってバランスをとっていくほうが治療効果は大きくなるような気もしています。

舟に乗りながら、小技を繰り返しながら沈没しないようにバランスよく操作し、もし大きな波に正面から挑むと沈没してしまうので、その波をうまくさけていくというイメージでしょうか。

もちろん高齢の方では波の数が多くなってきます。

成績優秀なDRが必ずしも手術が得意ではないということの理由にもつながるのかもしれませんね。

考えると現場の医師の仕事は心や体のバランスとることなのだという気もしてきます。

いざ自らの性格を振り返ってみても、若い時代には少々尖がっていたものが、歳をかさねるとともにこだわりがなくなって少しは角がとれて丸くなって少しはバランスだけはよくなってきたような気もします。

そして、若い人の尖がった先進性やエネルギーとそれを沈没させない高齢者との絶妙なバランスが世の中には必要なのだとも感じます。


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