院長コラム
Column
大阪北部地震
2018年06月20日
6月18日朝におこった地震では多くの関西の方が被災されました。
震源は大阪北部の直下型ですので、特に北摂の方に住まれているかたは大変のようです。幸いビルの倒壊までいたったものはほとんどあまりないようですが、食器などはすべて割れて部屋が大変なことになっているそうです。
ガスや水の供給がストップされた地域もあり、早々の復興、復帰を祈ります。
出勤直後の地震で、クリニックはビルの10Fですので結構揺れました。阪神大震災を思い出し、びっくりして机の下に潜りこみました。クリニックの建物や機材に関する被害は幸いありませんでした。
阪神大震災の時は、研修医の時でした。何かが爆発したような振動とともに部屋のドアが開き、しばらくして寝ぼけた知らないおっちゃんがパニックになって部屋に走りこんできたことを思い出しました。
午前中はビルのエレベーターも停止し、ガスの供給が停止していましたのでビルの冷房もなくクリニックはむんむんとした状態でした。
大阪の鉄道の全線が運航停止の状態でしたが、何人かの患者さんは10Fまでビルの階段を登って来院されました。
クリニックまでの階段で汗だくになったが、家のガスが止まっているとので風呂にはいれないという方もおられました。
また不整脈の発作をおこしてしんどくてしかたがないのに1Fごと休みながら登ってこられた方もおられました。幸い点滴治療により元気に返られました。
大阪北部では病院も甚大な被害があったようです。国立循環器病センターでは電気も一時停止しました。建物損傷や機材などの被害はあったようですが幸い人的被害までは発展しなかったようです。
まだまだ余震もあり、雨もかなり降っていますので注意は必要です。一方、昨夜のサッカーのW杯は期待以上の健闘での初戦勝利で被災された方への元気なニュースになりました。