院長コラム
Column

OSAKAの笑顔

2019年01月28日

テニスの大坂なおみさんが、全米に引き続き全豪オープンも制し、世界の女子テニスプレイヤーの1位にランキングされました。

日本として登録され、グランドスラムで優勝(それも2連覇)した選手は初めてですので、本当にすごいことです。日本人として誇らしいですね。

大阪生まれの大坂さんということでも親しみを感じます。

ご両親が北海道で出会い、大阪にでて来られてなおみさんが生まれたとのことです。大阪市中央区の空堀商店街に住まれ、ハイチ出身のお父さんは商店街で英語会話の先生をされていたそうです。

そして、靭公園のテニス場で練習をされたそうです。

少し前に大阪城と空堀商店街が地下道でつながっていて、豊臣秀吉の子孫が商店街に住んでいて、大阪が独立国をつくるという「プリンセス・トヨトミ」という不思議な映画がありました。

なおみさんはいわば「プリンセス・オオサカ」ですね。

クリニックのある大阪市中央区の近くには心斎橋、戎橋、千日前商店街がありますが、運動がてら少し足を延ばせば空堀商店街には徒歩でもなんとかいけそうです。

漢字では大阪と大坂では違いますが(昔は大阪も大坂だったそうですが)、英語ではどちらもOSAKAです。

今後世界のトッププレイヤーとして活躍されつづけることは間違いないので、OSAKAさんの生まれたOSAKAということで、大阪を世界に知っていただくよいチャンスのようにも思います。ちょっと調子が良すぎるかもしれませんが。

大坂さんのインタビューは自然体で裏表がなく、世界中の多くのファンの共感を得ています。親が小さい子供に大事にしてほしいと諭したことが自然と素直な言葉としてでてきているようにも感じます。

自然で素直に人の意見を聞くことができるハートをもっているから、どんどんと力をつけられたのかもしれませんね。

試合中には何度もピンチがあり、それをみごと覆しての優勝でした。苦境の時、敢えての笑顔の後に調子を取り戻したようにも思います。

現在のゴルフ女子ランク1位のアリア・ジュタヌガンさんも必ず笑顔を作ってパットすることを意識するそうです。

苦しい時にも敢えて笑顔を作ることができるから成功を呼び寄せるということもあるのかもしれません。

うまくいっているから笑顔になるだけではなく、敢えて笑顔でいるからうまくいき幸せであるということもあるように思います。

病気になった時にも苦しい悲しい気持ちになることは当然です。しかしそれでも笑顔でいるからその心を癒し整えることにつながるように感じてしまいます。

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