院長コラム

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神様からの贈り物

2020年02月14日

昔、子供の時代自分には特別な能力が備わっていればという妄想はだれでもしたことがあるのだと思います。

昔、ユリゲラーさんによるスプーン曲げが大流行し、多くの人がチャレンジしましたが、同じようなことなのでしょう。

特別な超能力を使いこなし敵と戦うという物語も昔からありました。個人的な思い出としては、中学生位の時に「幻魔大戦」という小説と映画があり、普通の少年が自分の特別な超能力に目覚め、仲間とともに人類に危機をおよぼす幻魔という怪物と超能力を使って戦うという内容です。

自分にもそのような超能力があればと念じて物が動かないかなどいろいろ試してみましたが、残念ながらそのような能力がないことがわかりました。

人間の能力を超えた特別な超能力が人に備わっているかどうかはわかりませんが、日常使用している能力においては特別な人はいそうです。

英語では特別な能力のある人をギフテッドといいます。贈りのものことはギフトといいますが、つまり特別な能力は贈られてくるものだということです。

通常、医学的には子供の能力は親の遺伝情報から引きつくことになりますが、親に備わっていない特別な能力が子供に備わることがあります。

いわば神様からの特別な贈り物ということなのでしょう。

生まれつき特別な能力をもった子供はギフテッド・チャイルドです。

子供の能力については、知能や運動神経などでよく評価されるのだと思います。

こと知能においては、一般的には学習達成効果や知能指数(IQ)について判断されます。恵まれた知能をもっている人はあまり苦労しなくても学習効果が高くなりそうです。

しかし、特別知能の高い子供はみんな成績がいいのかといっても必ずしもそうではないのだそうです。

子供は周りの環境に合わせるという特性があるので、たとえ知能が高かったとしても周りの人の成績に合わせるという行動をとる場合が多くなります。また興味の対象が多すぎて集中でいないということもあるのかもしれません。

また、ギフテッドの人は一つのことを掘り下げて追及していく特徴があるとされますので、いわゆるオタクといわれる人の中に多くみられるのかもしれませんね。

日本の公的教育はできるだけ人を傷つけないようにする平等主義が原則の教育方針です。

そのため現在の日本式教育では、いわゆるギフテッド・チャイルドの能力を伸ばしていくのは難しいのだそうです。

一方、欧米諸国では、その不合理さに気づきギフテッド・チャイルドには特別な教育を授けるという方針に転換されています。特別な能力の人もった人がその能力を十分に発揮し、ゆくゆくは国や人々の生活を豊かにするという発想です。

特別な能力に早く気づき、その資質を伸ばすにはそれぞれに応じた特別な教育やトレーニングが必要だということです。

それではギフテッドとなる医学的な理由はあるのでしょうか?

もちろんまだまだ未解明な部分が多いのだと思われますが、刺激に対する並ならない反応(OE Overexcitabilities 過度刺激増幅受容性)という仮説が挙げられているようです。

これは一部の脳神経の感受性が増すことによって通常の人間よりも刺激をより強く感じるのです。

知能や運動能力以外にもいろいろな分野でギフトはあります。複雑な社会生活では、それ以外の能力がどんどん大切になってきそうです。

精神運動性のOEがある人は、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、落ち着きがないという特徴があるとされます。

知覚性OEのある人は、光、音、匂い、触感に過剰であるとされ、芸術家に向いていそうです。いわゆる神経質と言われる人に多そうです。

想像性OEのある人は、注意力散漫と見られ、白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応するとされ、「おとぎの国の住人」と揶揄されます。

感情性OEのある人は、楽しみ、悲しみ、腹立ち、驚き、恐れ、共感などの感情移入が深く、愛着心、責任感、自省意識も非常に強いとされます。人生経験を重ねることにより、相手の気持ちを鏡のようにリアルタイムで読取り、共感するのでしょう。

子供のみならず大人になってからでも自らに内在するギフトに気づく意義は高いのだと思います。

もしかしたら、ギフトは特別なものではなく、それぞれの人の特性として潜在的に隠されているものなのかもしれませんね。

自分のことを客観的に見つめることは難しいですが、どのような特性があるのかを適宜振り返ってみることは大切なのでしょう。自分のことはわからなくても周りの人や良識のある人にその特性を見つけてもらうということでもいいのだと思います。

そしてそれぞれに応じた神様からの贈り物に気づきそれを伸ばすことができた人が社会的・経済的に成功をおさめているということも言えるのかもしれません。

昔、この薬を飲めば超人に生まれ変わるという映画がいくつかありましたが、希望の神経の敏感性を向上させ、神様からのギフトの箱をあげてくれるような薬が将来でてくるのではと妄想してしまいます。


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