院長コラム

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濃厚接触

2020年03月17日

新型コロナウイルスが世界中に広まりつつあり、その不安や恐怖から連日そのニュースでもちきりです。

日本でも感染経路のはっきりしない発症例がでてきていますので、症状の軽い人や無症状の人を含めるとかなり水面下で蔓延しつつあるのではという気もしてきます。

一度陰性になり元気に退院された方でも再燃し、再び入院された方もでてきています。中国の武漢でもそれを示唆する例もでているようなので、一旦の終息したとしても引き続く厳重な注意が必要です。

WHOによると感染の震央は東アジアからヨーロッパに移ったとのことです。とりわけイタリアの死者数は現時点で2000人を超え、毎日20%近く感染者が増加しています。

中国本土にも迫りつつある死者数です。イタリアの人口は中国の1/20ですので、感染への恐怖が伺いしれます。

そして2万人以上の急激な患者の増加による医療崩壊のためか?致死率は7%を超えるとの報告です。

イタリアの医師会長も亡くなられたそうです。いまではリタイアした医師や研修医も治療にあたるように駆り出されているとのこと。

現場で肺炎の治療に携わっている医師の半数近くがコロナ陽性という報道もあるようです。

日本に比べ感染がこれほど早く爆発的に広がっているのはイタリア人は日本人ほど衛生面に気を使わないのかもしれませんね。トイレでのビデに象徴されるようにシャワーを毎日浴びない人も多く、手洗いをまめにする人も少ないそうです。

医療状況も日本とは少し違います。私自身もイタリア北部の病院に不整脈の先進の検査機器や治療を見学にいったことがあります。

イタリアではお金があれば世界的にも通用する先進医療が受けられる一方、財政難から公的な医療をどんどん受けることに関しては積極的ではなく、どちらかというと縮小傾向です。

お金持ちの人は自費診療ですぐに高度な医療を受けることができる反面、その他多くの人がうける公的な医療を予約するには常に数か月~半年待ちの状態です。

おそらく冗談なのだと思いますが、現地のスタッフによると患者さんがもし胸が痛いといっても病院を受診するのに数か月待たされるので、その間に亡くなってしまう方が多いので、循環器の病院はそれほど忙しくないとのことでした。

風邪をひいても受診まで数日は待たせる場合が多いようなので、治療の遅れがウイルスの蔓延を招いているという気もしてきます。あらためて初期対応の大切さを感じます。

日本ではおしなべて均一な医療がうけられる体制であることも感染の広がりの抑制に貢献しているのでしょう。

今、これ以上感染が広がらないようにする瀬戸際なのでしょう。日本の政府も言っているようにウイルスの蔓延を防ぐためには症状を有する方と濃厚接触をしないようにするみんなの初期対応が大切なのだと思います。

濃厚接触とは?という疑問もでてくるので、下記にかいておきます。確かにそれによって保健所の対応の仕方も変わってきますのでその基準は大切です。

「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者です。

・ 新型コロナウイルス感染症が疑われる者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を 含む)があった者

・ 適切な感染防護無しに新型コロナウイルス感染症が疑われる患者を診察、看護若しくは介護していた者

・ 新型コロナウイルス感染症が疑われる者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者です。

少し前ではコロナウイルスの感染が疑われる人では、まずインフルエンザのチェックをしておくようにという保健所からの指示がありましたが、インフルエンザのチェックには鼻腔内の刺激を要しますので濃厚接触認定の作業です。

ゴーグルと専用ガウンを装着しての検査チェックは多くのクリニックではとても対応できません。

もしその後にコロナウイルスだと判明したら、一発退場の営業停止ですね。あまりにも矛盾した現場に配慮のない指示だと感じてしまいます。

もし多数の発熱患者さんが来院された時には、病院やクリニックもライブハウスのように濃厚接触の場所になりえますので、感染の予防にも注意が必要です。

当院では心疾患を持たれている高齢の患者さんも多いですし、かかる患者さんへの配慮が大切です。

怠慢と言われるかもしれませんが、感染の症状が強い方はしっかりと診断、管理できる専門の病院へ集まっていただくのがよさそうです。参考のため対応手順を書いておきます(図)。

今後、万一コロナウイルス感染が日本においても増加してきても、すべての疾患の患者さんにきっちりと継続的な治療が提供できるような配慮と知恵が必要なのだと感じています。

 


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