院長コラム
Column

中高年の青春

2018年05月19日

西城秀樹さんが、急性心不全ということで急逝されました。ご冥福おいのりもうしあげます。

まさに中高年のヒーローで青春の一部だったと感じられる方も多いのではと思います。

思い返せば小さい時からテレビをつけるといつも活躍されていましたし、私自身、少年時代から青年時代にかけて本当にいろいろと影響をうけてきました。

個人的には、昔「傷だらけのローラ」という曲が印象的です。小学校から中学校にかけて毎日ケンカで傷だらけになっていたので、ローラというあだ名をつけられた時期もありました。

今の時代では殴り合いのケンカなんて考えられないかもしれません。当時はケンカにより決まる序列のようなものがあるヤンキー全盛時代で、生まれ育った地域ではある意味必然でした。

よくもの真似もさせていただきました。ものまねのセンスは全くありませんが、とりあえず会話のつかみにはなりました。

そしてYMCAは皆でもりあがるための鉄板曲です。カラオケやディスコでは歌って踊ってみんなで楽しませていただきました。最近の携帯電話のCMではネコも一緒にこの曲で盛り上がっています。

病気については以前にも2度の脳梗塞をおこされたようです。脳梗塞はどうしてもお年寄りのイメージがありますので、永遠のアイドルの秀樹さんにとっては普通の人よりもつらく感じられていたのかもしれません。

なぜ何度も脳梗塞?と思われるかもしれません。

脳梗塞や心筋梗塞は一度起こすと、何度も起こしてしまうリスクが極端に高くなるのです。同じ病状を繰り返して最終的に命を落とす場合が多くなります。二次予防が通常の場合よりも厳重な治療が必要な所以です。

脳梗塞の原因には、動脈硬化の進展により脳の血管が細くなりつまってしまう場合、心不全や不整脈などから心臓から血栓がとんでいく場合のいずれかになります。

死因は心不全ということですのでもとより心臓にも問題があったのかもしれません。大きな脳梗塞では合併する肺炎などから引き続き心臓が弱ってきたということもありえます。

具体的な予防としては、血圧を必ず適切なレベルに管理すること、血液をさらさらにする薬を服用すること、動脈硬化の進展に関与する脂肪や血糖のレベルを是正することです。

少々薬が増えても二次予防ではしっかりと服用することが本当に大切です。

歳とともに、病気を防御する予備力は低下していきます。心臓・血管病家系、癌家系など体質により、それぞれの人には弱点が必ずあります。病気のキーとなる極端な異常をそのままにしておかないで、しっかり管理しておくということは、歳をとればますます大切になってきます。

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