院長コラム

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かくれた心遣い

2018年07月17日

盛り上がっていたサッカーW杯もフランスの優勝であっという間に終わってしまいました。日本の決勝リーグ進出は、試合前の評価からみると予想以上の健闘で立派なものでした。

それでも欲はつきないもので、2点リードしたベルギー戦ではラスト数分の間もう少し工夫すれば勝てたのではないかと欲深く思ってしまいます。

サッカーのW杯は延べの視聴者数は300億人近くに上り(世界人口は60億人なので一人5回)、イタリアでの日本戦の視聴率は40%近くあり、私たちが思っているより世界の人は日本のことに注目したのだと思います。

国際的にも日本人選手のベルギー戦での戦いは高く評価されました。そして日本人のマナーもあらためて取り上げられています。

ラスト数分間での敗退直後の大きな失望にも関わらず、応援したファンはスタジアムの散らかったゴミを一つ残らずきっちり拾いました。

そして選手は、それぞれのロッカールームをきっちりと清掃した後に「ありがとうロシア」のメモを残しました。

人に迷惑をかけないようにという控えめな他者への心遣いは、昔ながらの恥の文化とも会い重なって日本人の行動にしみついているのだと思います。

今回のW杯での他者を思いやる控えめな精神性は大いに評価され、日本のような国をめざして進んでいくべきだと評しているアフリカの新聞もあるそうです。

おそらくこの特性は、世界的に共感され注目されているのだと思います。

そして次は、2020年の東京オリンピックです。日本は「おもてなし」の精神をアピールしオリンピックの開催を勝ち取りました。

我々が思っている以上に世界の方は日本の人がどのように振る舞い、「おもてなし」をするのかを注目しているのだとおもいます。

改めて身の回りのおもてなしとは何か?ということを改めて問い、日本人として理解・共有し、それを世界に知ってもらうよいチャンスのようにも思います。

日本語の意味として、「おもてなし」とは言葉どおりなら「もてなす」の丁寧後ですが、別の意味としては「表がない」という意味も含んでいるそうです。裏にかくされた配慮も必要なのでしょう。

してほしいことだけに反応する表のサービスに加えて、してほしくないこともちゃんと理解してあげるという心遣いも大切なのかもしれません。

そして手を汚してしまって困っている方に、お手拭きを渡すだけではなく、感情にも共感し、控えめに声をかけることなのかもしれません。

多額のお金を要する高級ホテルのようなサービスもあるかもしれませんが、お互い対等で居心地のいい空間をつくる茶道の千利休のいうような「おもてなし」が、個人的には日本人には合っているような気もします。

英語では、「おもてなし」はHospitalityと訳され、Hospital(病院)の語源ともなっています。困った貧しい人を世話するというところからきているようです。宗教的なものも関与しているようですので、日本人が感じている「おもてなし」とは少しイメージが違うのかもしれません。

海外からの患者さんも増えてきていますので、クリニックについても日本式の「おもてなし」とは何かを改めて考えていくことも必要なのだと感じます。

おそらくは適切な診断と治療を提供するという表の医療サービスにくわえ、裏にかくされた患者さんへの思いやる心や敬意を忘れてはいけないのでしょう。

そして、気が付けばなぜか心がやすらぎ居心地がいいというような日本流の「おもてなし」につながればという想いです。


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